リモート データ操作
この機能により、ユーザーは Card (カード)、Column Layout (列レイアウト)、Absolute Layout (絶対レイアウト)、Row Layout (行レイアウト) コンポーネントを使用してデータを反復処理しながら、Paginator (ページネーター) コンポーネントを活用してデータの特定のページのみを取得するリクエストを構成および実行できます。
主な利点
- パフォーマンスの改善: 必要なデータのサブセット (ページ) のみをサーバーから取得し、大きなペイロードを回避します。
- スケール可能: データを小さなチャンクに分割して読み込むことで、大規模なデータセットを処理します。
- 柔軟性の高い UI: ユーザーは、ページング機能を活用しながら、カードなどの繰り返し項目をカスタム レイアウトに配置できます。
コンポーネント優先のリモート データの仕組み
ユーザーがコンポーネントをデータに対して繰り返すよう構成し (例: JSON 配列に対して反復処理するカード)、そのデータ ソースにエンドポイント (テーブル) を選択する際に、API がページング可能なエンドポイントを提供している場合は、リモート ページングを構成できます。
ページングが有効になっている場合、ページネーター コンポーネントが自動的に追加されます。その後、ユーザーは新しく作成されたページネーターを選択してリモート ページング コンフィギュレーターを開き、その他のすべての設定を行うことができます。
セットアップ中に、pageIndex や pageSize などの内部変数が作成されます。ページを変更すると、対応するページのデータのみを取得するための新しいサーバー要求がトリガーされます。
ユーザー フロー:

コンポーネント優先のユーザー フロー
リモート データのセットアップ
1.データ上でコンポーネントを繰り返す
- ツールボックスから、カード、列レイアウト、絶対レイアウト、グリッド レイアウト、または行レイアウト をドラッグします (現在のところこれらがページングをサポートしています)。
- コンポーネントを選択し、右側に表示される [プロパティ] パネルを開きます。
2.データの選択
- [繰り返し] の設定で、[Data] を選択します。
- JSON 応答を提供する REST エンドポイントまたは Swagger 定義を選択します。
- ページングを行う場合は、選択した API が
pageIndex
やpageSize
などのパラメーターをサポートし、効果的にページングできることを確認してください。
3.ページネーションを有効にする
- ページングをオンに切り替えます。
- App Builder はコンポーネントを行レイアウトでラップし、ページネーターがホスト コンポーネント (カード/レイアウト) と一緒に正しく配置されるようにします。
- ページネーターが追加されるので、それをクリックして独自のプロパティ パネルを開き、設定をする必要があります。設定方法については、こちらをご覧ください: グリッド リモート ページング
4.セットアップのプレビュー
- セットアップが完了し、ローカル変数と操作が生成されたら、コンポーネントのリモート ページングの設定は完了です。
- [プレビュー] をクリックして、データの最初のページを読み込みます。
- ページまたはページ サイズを変更すると、新しいリクエストがトリガーされ、必要な部分のデータのみが取得されます。
期待される結果:
- コンポーネント (カード/列レイアウト/行レイアウト/グリッド レイアウト/絶対レイアウト) はグリッドのようにページネーションされ、現在のページのデータのみを動的に取得します。
既知の制限
1.行レイアウトの適用
- ページネーターと繰り返しコンポーネントの適切な配置を保証するために、App Builder は、折り返し、拡大、および「縮小」ルールを有効にして、それらを行レイアウト内にラップします。
2.変数優先アプローチはまだサポートされていません
- 現在、ページングを有効にするには、ユーザーはまずデータ上でコンポーネントを繰り返す必要があります。次のバージョンでは、ページネーターをスタンドアロン コンポーネントとして公開し、データ要求を独自に構成して、任意のコンポーネントを対応するデータにバインドできるようにする可能性があります。
その他のリソース
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