ルート パラメーターを使用したナビゲーション ガイド
アプリケーションの状態を管理する方法のひとつとして、App Builder の特別な種類の変数 (ルート パラメーター
など) を使用すると、アプリケーション内のナビゲーションが容易になります。
ルート パラメーターについて
ルート パラメーターは変数として機能し、ユーザーによる作成、値の保存と割り当て、アプリケーション内の他のプロパティへのバインド、が可能です。ただし、ルート パラメーターには、ユーザーがアプリ内でナビゲーションを構築できるようにするという特定の用途があります (ナビゲーションを参照)。ナビゲーション ルートにパラメーター バインドが必要な場合、ユーザーはルート パラメーターをバインドしてこのプロセスを容易にすることができます。
アプリ変数とルート パラメーターの主な違いは次のとおりです。
- ルート パラメーターは子ビューでのみ作成でき、子ビューは特定のナビゲーション ルートのランディング ページとして機能します。
- ルート パラメーターには、
string
(文字列)、numeric
(数値)、またはboolean
(ブール型) のみを使用できます。他のタイプのサポートは将来のバージョンで導入される予定です。 - ルート パラメーターは初期値をサポートしますが、
boolean
ルート パラメーターはFALSE
初期値のみをサポートします。 - ルート パラメーターは、変数の設定アクションのターゲット変数ではありません。
変数の概要
ルート パラメーターの作成
ユーザーは次の 2 つの方法でルート パラメーターを作成できます。
- [変数] セクションの [新しい変数] > [ルート パラメーター] フローを使用します。
- [プロパティ] パネルの一部である [ルート パラメーター] セクションの [+ 追加] ボタンを使用します。
パラメーター名は、変数と同じ検証を受けます。
ルート パラメーターの作成
ルート パラメーターの使用法
子ビューにルート パラメーターが 1 つだけある場合、それはアプリケーション ルーティングのパス パラメーターとして扱われます。これにより、pathParameter に特定の値を渡しながら、
/child-view/pathParameter
へのナビゲーションが可能になります。ビューに対して複数のルート パラメーターが作成されると、これらのパラメーターはナビゲーションでクエリ パラメーターとして扱われます:
/child-view/pathParameter=value1&pathParameter2=value2
。ビュー内の唯一のルート パラメーターが boolean 型である場合、それはクエリ パラメーターのように扱われます。
オプションおよび必須のルート パラメーター
ルート パラメーター
に初期値がある場合、それはナビゲーションのオプションのパラメーターとして扱われます。オプションのルート パラメーターを作成すると、アプリケーションに 2 つの有効なルートが存在することになります。
/app/customerDetails/customerID
app/customerDetails
オプション 2 では、customerID パラメーターの値が設定されていない場合、customerID
プロパティの処理はターゲット フレームワークによって異なる場合があります。Angular フレームワークと WebComponents フレームワークは、デフォルトで undefined
(未定義) の値を割り当てますが、この値は、App Builder のプロパティに設定された初期値によってオーバーライドされます。
ルート パラメーターを使用して子ページに移動する
デザイン画面にコンポーネント (ボタンなど) を追加し、ドロップダウンから子ビューを選択して、それに
[次へ移動]
インタラクションをアタッチします。選択した子ビューにルート パラメーターがある場合、ユーザーには追加のダイアログを開くオプションが表示され、そのダイアログで、ルート パラメーターに値を指定したり、変数をバインドしたりすることができます。
エンドポイントからのデータの初期化
その他のリソース
- コンポーネント プロパティのバインド
- URL パラメーターのバインド
- イベントとアクションの操作
- マスター/詳細の概念
- アプリ作成 - ステップバイステップの例
- App Builder コンポーネント